夢日記 カプーシア取材記 [夢日記]
こんな夢を見た。
僕はテレビの記者。
東南アジアにある国、カプーシアの取材で飛行機に乗っている。
首都の飛行場に近づき、窓から街を眺める。
この国は近年経済成長が目覚しく、高層ビル群、世界一の高さだというツインタワービルが見える。
ツインタワーのビルとビルの間には、半透明の粘液が糸を引いている。
この国は高温多湿で伝統的に細菌と共に生きてきたのだ。
飛行場に降り立つと、早速歩くのが困難である。ある時は滑り、ある時は足をとられ進めない。
街では人、建物、あらゆるものが、引き合って一つにつながっている。
そこら中で異臭が発生していて、なれない人間には臭くて仕方がない。
ここで、伝統的なカプーシア人の生活をしているというロンさんの家へ取材に伺う。
ロンさんの暮らしは驚くべきものだった。
汚水で作った田を菌床にして、巨大なキノコを育て、食事には全く困らない。
夜は天井や壁の菌が緑に発光するし、
ゴミの中に菌を入れると肥料はもちろん、油や燃料、酒もできる。
常に菌の中で暮らしている彼には、菌による病気という概念がない。
体の中でそれぞれが住み分けて、特定の菌が全体を支配してしまうということがない。
だが僕はとにかく早く帰りたかった。
水を飲めば激しく下痢をするし、シャワーの水さえも臭かったのだ。
日本に帰り、空港のホテル。シャワーがこんなに気持ちいいものだと思ったことはなかった。
数日後、体に青い斑点が出来ていることに気付いた。
嫌な予感がする。すぐに病院へ。
愕然とした。僕の体は不明な菌によって腐り始めているという。
カプーシアの取材による以外考えられない。
特に僕はロンさんの家の取材で、現地特有の強い菌に接してしまった。
僕のとるべき道は一つしかなかった。
カプーシアで、無数の菌の中で、一生暮らすしかないのだ。
そこで目が覚めた。
わたし、一番にじゅん菌に侵されにきたみたい...笑
なかなかのストーリー...小説書いたらいいのに。って書いてる?
by みかまん (2006-02-07 14:46)
細菌つながりじゃないけど、
最近似た様な境遇(感染じゃなく)を経験したので
共感できる内容でした。
by むが (2006-02-07 18:41)
くさいニオイというのが、一番の苦手。
大島でくさやをつくっている家に行ったときのニオイを思い出しました。
しばらく鼻からにおいが取れないし、吐きそうになるしで、
トラウマです。
このじゅんさんの夢も、なかなかくさそうですね。
by ミズリン (2006-02-07 19:58)
きのこは好きなのでOK(?)です。
最近、車のエアコンが臭います。 あれもカビのせいかな?
最近、夢を見ません。 どうしたらいいでしょう?
ちなみにストックはちゃっかり5つほどありますw
by be-happyyy (2006-02-08 10:08)
みかまんさん>
ありがとうございます。じゅん菌はしつこいですよw
長めのも書いてますが、いつ完成することやら。完成しないかも。
むがさん>
風邪ではなくですか、
似たようなってことは相当不快なご経験をされたのですね。
ミズリンさん>
くさやの臭いって強烈だと聞きますが、多分僕は体験してないのでしょうね。
夢なので感覚的に臭かったのではないですが、その反応は酷いものでしたよ。
気持ちが悪かったです。
by じゅん (2006-02-08 10:28)
BE-HAPPYさん>
汚水で育てても綺麗なんですよね。偉い!
エアコン、カビなんでしょうね。乾燥させたほうがいいんでしょうが、
車のエアコンってどうなってるのかな。
僕の場合は昼寝とかすると見やすいですよ。
5つもストックがあるなんて、僕なら狂喜するところですよ。うらやましい。
by じゅん (2006-02-08 10:34)
うっわ~~~怖い!
いやだなあ~、菌の中でしか
生きられないなんて・・・。
by jewel (2006-02-08 15:18)
じゅん菌にウケちゃった。
あ、そういえば、長編のほうは進んでる?
by nyan (2006-02-09 09:09)
完璧なSFホラーですね。
つづきをお願いします。どうやってそこから抜け出すのか・・・
by (2006-02-09 11:54)
jewel さん>
でも、しばらくしたら慣れて快適になっちゃったりして。
そんなわけないですね。はい。w
師匠>
長編、全体の骨組みはできてます。
作業のほとんどを占めるであろう肉付けが大変!
進みだしたら光速なんだけどね。
no_chaser さん>
ここから抜け出すのは良いアイデアが必要ですね。
続編考えるなら、抜け道を作っておくべきでした…。
by じゅん (2006-02-09 13:43)
ほう 今度は菌ですか
思いつかないところがすごい!
by てつろう (2006-02-09 17:47)
夢の世界と現実の世界を報道するお仕事だったのですね。
なっとく・・・
by (2006-02-10 06:28)
てつろうさん>
夢は、思いがけないアイデアを、身近な感覚に添う形で提供してくれます。
誠大さん>
なるほど、これからも夢の世界を報道していきたいです。
それがきっかけで、夢の住人としてしか生きられなくなったりして。
by じゅん (2006-02-10 13:26)
これは、SF小説としても、とても面白い作品に仕上がっていますね!
傑作だと思います!
by albireo (2006-02-14 17:22)
albireoさん>
ありがとうございます!
特にSFは、夢の効果が生きるジャンルだと思います。
by じゅん (2006-02-15 13:43)