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夢小説 鍵師  <2周年記念> [夢小説]


ある街の路地裏に、小さな店があった。

木造の見るからに貧相な小屋で、入り口の上に「鍵」の一文字。

中に入ると、テーブルの上に奇妙な形をした、得体の知れない塊が幾つも雑然と並べられている。

看板の名にそぐわず、鍵らしきものは見当たらない。


奥のカウンターに座る店主も、そんな店に相応しい人物であった。

髪はボサボサで、年齢、国籍、性別さえも良くわからない。

そしてヒラヒラしたカラフルな沢山の布切れをまとっている。

原始人とも未来人ともつかない風体だった。

 


店主は私生活においても誰とも関わろうとしなかったが、

唯一友人と呼べる人物が居た。

この店の商品の素材である、各種部品や企業の余剰在庫や廃棄物を、

世界中から仕入れ、安価に譲ってくれる業者だった。

だが唯一の友人であるこの業者さえ、

店主を知れば知るほど、つくづく不可解な印象を持たずに居られなかった。

 


店主は家族や身寄りの類は1人も居ないと言うし、

自分自身さえ、10年前の夏に突然この世界に出現したのだという。

それは、彼が10歳だという意味ではないらしい。

店の商品である「鍵」と称する物体の作り方も尋常なやり方ではない。

業者の持ってきた部品やガラクタ類を、

繋ぎ合わせたり、こねたり、削ったり、塗装したり。

傍から見ているとデタラメに作っているようにしか見えない。


 

こんな店主と店だから、当然客など滅多に訪れない。

恐る恐る店を覗いてみた客も「鍵」との看板と商品のあまりの相違、店主の様子に、

「見てはならぬものを見てしまった」というような表情で、

そそくさと店を出て行くのだ。


 

そんな中、ある若者がこの店を訪れた。

金持ちの放蕩息子、世界中を風任せに旅をしていて、

たまたま奇妙なこの店を見かけて興味を持ち、立ち寄ったのだ。

「ふーん…、変な店に、変な店主。面白いね、これのどこが鍵なんだい?」

店主は答えた。

「どんな鍵穴にはまるかは私にも解らないが、それは間違いなくその扉を開ける。

 扉の先には、鍵の持ち主の望む結果が必ず待っているはずだ。

 ただし、一回しかそのチャンスは無い。

 一人に一個しか売らないよ。」


「うーん、何だか良くわかんないな。

 要するに幸運のマスコットみたいなものかな。」

若者はテーブルの上からデコボコした角柱状の黒い塊を手に取った。

「俺、こーいう馬鹿みたいなセンス好きだなぁ。

 これ貰って行くよ、幾らだい?」

「後払いで良い。役に立ったら、そちらの言い値で代金をもらおう。」

「ほんとうに? 何から何まで、変な店だなぁ。

 言っておくけど、俺は律儀に覚えておく性格じゃないよ?」

「もちろん、支払いはあなたの自由だ。」


 

その後、若者は小さなヨットで大洋を横断することにした。

若者は好奇心旺盛で、様々な冒険に身を投じてきたのだ。

ところが、潮に流され、ある岩礁地帯に迷い込み岩礁に衝突、

ヨットの底に大きな穴が空いてしまった。

みるみる海水が流れ込みヨットが沈んでゆく。

若者は必死に海水をかき出すが、とても間に合わない。

都合の悪いことに、ここら辺はどう猛な鮫の多い海域でもあるのだ。

若者は他に策が思いつかず、パニックになった。


その時、船底に空いた穴の形に見覚えがあることに気づいた。

どこかで見た形… そうだ!この前変な店で買ったマスコットの形にそっくりだ。

若者は荷物の中から「鍵」を引っ張り出し、駄目元ではめてみることにした。

すると、「鍵」は穴より一回り大きく、全く同じ形、硬質のゴムのような質感で、

押し込むとピッタリ隙間無くはまって、全く水が侵入してこない。

正しく「鍵」だった。

若者はすぐに最も近い港に向い、無事にたどり着いた。

下手をすると命を落とすところだったのだ、若者は鍵と店主に感謝した。

若者がその後店主に大金を支払ったのは言うまでも無い。

 

 

次の客はある実業家だった。事業の才能には恵まれていたが、

私生活で金遣いが荒く、酒好きで、人懐っこいというか騙されやすいというか、

簡単に女性に高価な品をプレゼントしたり、

旅行先で舞い上がってつい大金を無駄遣いをしてしまったりする。

その男がほろ酔いの上機嫌でこの店に迷い込んだ。

そしていつもの癖で、無用の長物と思われる宇宙ヒトデのような物体を持っていった。

もちろん後払いという約束である。


ある日、その男の自宅に知人の資産家が借金返済の催促にやってきた。

男のだらしない資産管理で約束の期限はとうに越し、金を受け取るまで帰らないと凄んだ。

事業資金にまで手を付けたら今度こそ立ち直れない。絶体絶命だった。

その時、資産家の目に、居間の隅にある宇宙ヒトデが留まった。

その造形、その色彩、資産家の気分に共鳴するものがあった。

実はこの資産家、現代アートに興味があり彫刻を集めていた。

「その抽象彫刻は誰の作品かね?」

資産家が目を輝かせたのを見て、男はとっさに頭を回転させた。

「実は親戚の美術商が亡くなった際、倉庫に残されていたもので、私が譲り受けました、

 傑作なんだそうですが、作者の名は忘れてしまいました、美術には詳しくないものでして。」

と、さもありげな話をでっち上げた。

「よし、その彫刻と引き換えに借金の件は無しにしてやっても良いが、どうだ?」

「うーん、仕方ないですね、了解しました。」

男は渋々といった面もちで、資産家に宇宙ヒトデを渡した。

…はぁー助かった…「抽象彫刻」とは宇宙ヒトデも出世したもんだ。

借金を帳消しにする鍵だったとはね。

無駄遣いには懲りたが、あの買い物だけは正解だったな。

男はそれ以来、悪い癖を直したことで本来の力を発揮し、事業は大成功した。

そしてまたしても店主は感謝され大金を支払われた。

 

 

ある時は、店に女子高生の集団が訪れたこともあった。

彼女らの学校で「凄い妖しげな店がある」と噂が立ち、

若いがゆえの好奇心か、お化け屋敷を覗く感覚で冷やかしに来たのだ。

彼女らは店主や奇妙な商品の数々を観察しては、悲鳴やら笑い声を上げて騒いでいたが、

そのうちの1人が小さな緑のナマコのような物体に興味を示した。

目や口の造形があり、可愛らしく作ろうと努力したが、激しく失敗したといった感じ。

彼女に言わせればこれは「不気味可愛い」のだそうで、

周囲の「呪われる」という懸念の声も聞かず持って帰ったのだった。


彼女は緑ナマコに紐を通し携帯にくくり付けて持ち歩いた。

そしてある日の放課後、彼女がいつものように、

携帯の画面に注視しながら階段を下りていると、後ろから駆け下りてきた学生がぶつかり、

彼女は前のめりに倒れこんだ。

彼女は以前にもこういった体験をしてきたが、

移動中に携帯を注視する癖は捨てられずに居たのだ。

彼女はとっさに携帯を持った手で身をかばおうとする。

その時、緑ナマコが地面に打ち付けられ、風船のように大きく膨らんだ。

彼女の体は衝撃から守られ、階段を転げ落ちるという最悪の事態を免れた。

鍵ってこのことを言ってたんだ…。

彼女がその後店に支払った額は高校生らしい額だったが、

店主は快く受け取った。

また、彼女はこの事件を友人達に伝えることで、店の売り上げに大きく貢献した。

 

 

またある時は、店主と同じ街で、ビルを借りて雑貨店を営む男が、この店を訪れた。

「鍵」と称しておかしな商品を売る、雑貨店のような店があると聞きつけて来たのだ。

商売敵になりそうか、警戒感もあってのことだった。

しかし訪れて安心した。こんな様子では自分の店の脅威になりそうも無い。

むしろ同情に値するではないか。

自分も最初は市場のニーズなど良くも考えずに、

自分の趣味を客に押し付けるような商売をしていたものだ。

どれ、何か一つくらい買っていってやろうかな。

男は棒が折れ曲がったような真っ黒い置物を手に取った。

後払いと聞いて驚いたが、リピーターを作る戦略なのかもしれない。


 

男は山すその住宅地に1人で住んでいた。

男は置物をトイレに飾ることにした。なかなか個性的で悪くないかも。


ある日、この地方は集中豪雨に見舞われた。

男は油断していた。

山で大規模な土砂崩れが起こり、一帯の住宅地が土砂に飲み込まれたのだ。

男の家も完全に土砂の下になり、大半が押しつぶされた。

男は逃げ遅れたが、運良く潰れかけた廊下で無事だった。

潰れかけた廊下から移動できる先は、洗面所とトイレの一角しかなかった。

窓はいずれも塞がれている。このまま、救援を待つしかない。

だがいつまでたっても重機の音や人の声がしない。

土砂崩れが大規模で救援活動が難航しているのかもしれない。

トイレのタンクに水はあるが、空気はどうだろう。

一番の問題は食料だった。

水を少しずつ飲みながら耐える。だが空腹がどうしても押さえられない。

どうにかして脱出できないものか、思案したが、

塞がった土砂は自分の力で押しのけられる重さではない。

棒の置物を手に取る。

「あの店主、これが「鍵」だとか言っていたが、だったらこの土砂から俺を出してくれ!」

男の心の訴えは虚しく土砂の中で響くだけだった。

しばらくして空腹で頭もボンヤリしてきた。俺もここまでだろうか…。

気が付けば思わず棒の置物を口にくわえていた。

「いけない、俺は何をして…… 」

「甘い…甘いぞ!」

試しに噛んでみる、カリントウのような硬さで噛み切れる。

空腹の男にとってはこの上ない美味だった。

男は棒の置物と水で、驚異的な時間を耐えて救出され、奇跡の生存者と呼ばれた。

そして、もちろんこの男も店主に大金の後払いをすることになったのである。

 

 

そんなある日、

店主は「鍵」の材料を提供し続けた業者、唯一の知人を静まり返った店内に呼んだ。

「ついに私自身のための鍵が完成したんだ。

 店の売り上げの全てを費やしてね。」

店主は青い十字のネックレスを見せた。それは翼を広げた鳥のようでもあった。

「こんな小さなものに?」

「特別に高価な材料、部品と、世界最高レベルの加工が施してある。」

「この前ロシアから取り寄せた部品、何のためかと思ったが、これに使われたのか」

「ああ、鍵が完成したのは君のおかげだ、感謝してるよ。

 だから、君にはお別れを言わなければならない。」

「お別れって、いったいどこへ行くんだ?」

「それを説明するためには、私がここへ来るまでのことを話さねばならない、

 理解しがたいだろうが、そのまま聞いて欲しい。」


「私はこの世界よりずっと酷い、地獄のような場所に住んでいた。

 鬼畜生が闊歩し、死臭と憎悪に満ちた恐ろしいところだ。

 だが私は地獄から脱出するすべを知った。

 私は世界を隔てる扉を開ける、鍵を作る感覚を得たのだ。

 いわば私自身が「鍵を作る鍵」だと目覚めたようなものだ。自分でも説明しがたい。」


「・・・つまり、この世界からも脱出しようとしている、そういうことなのか?」


「ああ、この世界も完全ではない、君もそれはわかるだろう?

 ただでさえ困難に満ちているのに、吹けば飛んでしまうような命が、

 互いを傷つけあっている。

 「上の世界」への扉をくぐれば、より良い世界へ行ける。

 そこでは不治の病も治り、ここよりずっと善良な人々が多く、豊かで平和だろう。

 そこでまた鍵を作って、いつか「完全な世界」へたどり着くんだよ。」


「悪いがにわかには信じがたい…。」


「ああ、信じられないのも無理は無い、

 ただ、君に伝えておきたい、お別れを言いたいという私の我がままだ。」


「それで…いつ旅立つんだ?」


「近い将来としか言えない、人々に売った鍵のように、その時がくれば鍵が扉を開く。」

店主はそう言って青十字を首に下げた。


「店主を信じるよ。そうでなければ、店主が今まで救ってきた人々の説明が出来ないからな。」


「私が居なくなったら、面倒かけて悪いが、土地や店は売るなり好きに処分して欲しい、

 材料倉庫の箱に面倒代を入れておくから。」


「金なんか残しておく必要は無いよ、万事心配は要らないから任せてくれよ。」

業者は暮れた街を帰っていった。


 

それから数日後の日暮れ。

身なりの汚れた、くたびれ果てた表情の老人がフラフラと歩きながら店の前を通りかかった。

木造でボロボロ、世間から置いていかれたような、薄暗く小汚い店は、

老人にどこか暖かいものを感じさせた。

老人は店の中に入ると店主に頭を下げる。

「お金が無いんです、どうか、どうかいくらかでも恵んでくださいませんか?」

老人の顔は青白く、重い病を患っているのが明らかに見て取れた。

店主は金を渡して聞いた。

「あなた、随分顔色が悪い、大丈夫かね…?」

「病気が悪くて、もう、長くないんです。

 でも、もうこの世に未練はありません、むしろ早く楽になりたい、それが望みです。

 次はもう少し良い所に生まれ変わりたいですわ。」

老人は乾いた声で笑った。


 

店主は少し考えて言った。

「これはあなたを救う鍵だ、いつか扉を開けるから、常に身に付けておきなさい。」

店主は青十字のネックレスを首から外すと、老人に渡した。

「ありがとうございます!」


 

老人は出稼ぎに地方からやってきてから苦労の連続だった。

学歴もなく単純で過酷な労働にしか就けなかった。

年老いて力の無くなった老人は労働力としての価値がなくなり、

それまでの無理がたたって重い病気になった。

治療の見込みも無く、施設で段々と弱って消えるよりは自由を選び、ここにたどり着いた。

老人は店主から恵んでもらった金で、思い出の店に行き、久しぶりに豪華な食事をした。

店員からは露骨に嫌な顔をされたが、老人にとっては特別な意味を持った食事だったのだ。


 

老人は街の外れの寂れたマンションにやってくると、最上階まで上がった。

そして、そのまま飛び降りた。


落下の最中、青十字が眩く輝き出し、周囲の空間が捻じ曲がった。

老人の体も捻じ曲がり、青十字が作り出した光の中に吸い込まれた。

 

 


 

老人は大の字になって良い香りのする草の上に仰向けに寝そべっていた。

瑠璃色に澄んだ空と緑、咲き乱れる薄桃の花。

やがて老人の周囲でいくつもの光の柱が立った。中には人影が見える。

老人はふわりと浮き上がり運ばれていく、人影も寄り添っていく。

「ここは天国なのだろうか?まるで、生きているようだ。」と老人は思った。

自分の胸に目をやると、店主のくれたネックレスは鎖だけ残して無くなっていた。


そして重かった体は嘘のように軽くなり、痛みも消え、

もう何の心配も要らないのだと、誰かに優しく諭されているような気がした。

 

 

業者が再び店を訪れた時、店主はもう居なくなっていた。

「上の世界」に行ったのだろうか。

倉庫の箱を覗いてみると、金と手紙が入っていた。


「「上の世界」を目指すのはやめた。

 私はこの世界で、人々が果てることのない困難に苦しみながらも、

 必死に希望の扉を探し続けるのを見てきた。

 それは闇の中で必死に瞬く輝きだった。

 いつしか、そんな人々に鍵を作る事こそが私の希望なのだと思うようになった。

 鍵師には困難、つまり鍵のかかった扉にあふれた、この世界が相応しい。

 だが、この店は少々有名になりすぎた。

 一方、私が鍵を作る力には限界がある。

 従って、ほとぼりが冷めるまで姿を消し、

 どこか見知らぬ土地でまた「鍵屋」を開くことにしようと思う。

 その時は手紙を書こう。

 君のために鍵を作り同封した。使ってくれ。」

箱には他にも黄色いアレイのような物体が入っていた。

これが鍵なのだろう。


 

果たしてこの鍵がいつ、何の役に立つのだろうか?

それは店主も自分も、誰一人解らないのだ。

 

 

 

 

 

 

ハミダシ

お陰様で、本日2周年を迎えることが出来ました。

僕は自身のことを「路地裏の店主」と称することがあり、

この小説も「路地裏の店主」をキーワードに、正に鍵として書かれたものです。

それは僕とほぼ同時期にblog を始められ、今や大人気ブロガーのnyanさんとの会話で

「僕はこのblogを路地裏の怪しい店のようなblogにしたいなぁ。」と話したのがきっかけでした。

世間の流行や、常識からどこかズレている。そもそも店主がズレている。

そのようにしか生きられない店主の店。

ひっそりと、怪しく、滅多に客を見かけないが、どうやら潰れているわけでもないらしい。

店主も自己満足の品々を陳列しておきながら、客の評判は気になるらしい。

馬鹿は死ぬまで治らない。

こんな店が未だに潰れずにいるのは、皆様の暖かいご厚意のおかげとしか言いようがない。

皆様、本当にありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。

 

 


 


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コメント 36

2周年おめでとう。
こんな大事な記事に一番乗りしちゃった。

イロイロあったけど、これからもイロイロあるけど、
現世に残ることを選んでくれてありがとう。店主。
3年目も同じ場所で過ごせることに感謝。
これからもよろしくね。
by (2007-03-12 01:30) 

y-yukari

2周年、おめでとうございます。

路地裏の店主、junさんもお元気になられたようで良かったです。これからも様々な「ずれ」を大切にして頑張ってください。

また寄らせていただきます。
by y-yukari (2007-03-12 11:11) 

kiki2jiji2

もう2年なのですね。おめでとうございます。
路地裏の店主とはいいニックネームですね。
私もそんなニックネームがほしいです。
by kiki2jiji2 (2007-03-12 12:51) 

てつろう

2周年おめでとうございます。
すごい大作で とても面白かったです。
これからも 期待してます♪

ところで
《時代屋の女房》の時代屋を思い出しました
(夏目雅子)の出た古いやつです。
by てつろう (2007-03-12 13:21) 

じゅん

ひなこさん>
ありがとう^ ^
最初から一緒にやってるひなさんに1番踏んでもらって嬉しいよ。
so-net、なんだかんだ言って、人が良いから出ていけないw
こちらこそよろしくね^ ^

y-yukari さん>
ありがとうございます^ ^
まだ完全な回復ではないのですが、
なんとか2周年記事をまとめることが出来ました。
これからもよろしくお願いします^ ^

kiki さん>
ありがとうございます^ ^
路地裏の店主、開き直り、言い訳のようなものですよw
kiki さんはすでに立派な肩書きをお持ちです。

てつろうさん>
ありがとうございます^ ^
てつろうさんにはいつも楽しんで読んで頂けているようで、
書いた甲斐があります。

「時代屋の女房」残念ながら見たことはないのですが、
ネットで調べてみました。
時代屋という骨董屋を舞台にしたお話だそうで、
お店の雰囲気など確かに鍵屋に通じるものがありそうですね。
あわよくば当店も夏目雅子さんに訪れてもらいたいです(笑)
by じゅん (2007-03-12 22:05) 

albireo

二周年、おめでとうございます!
またまた、素晴らしい物語をありがとうございました!
「路地裏の店主」いいですね~
どこかに陰を背負って、でも飄々と生きている姿に、僕も憧れます。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
by albireo (2007-03-13 00:30) 

2周年おめでとうございます。
今回の小説 とても面白かったです。
私の鍵はどんな形をしているのかなぁ。
by (2007-03-13 18:15) 

みわ

2周年おめでとうございました。
「路地裏の店主」
ついつい最後まで読んでしまいました。
力作ですね。
なんだか、不思議ワールドにはまってしまいそうです。
そういえば、最近路地裏ってあまり見かけなくなりましたよね。
小さな頃は「未知の世界への入り口」みたいに感じたんですけどね・・・。
by みわ (2007-03-13 20:40) 

じゅん

albireo さん>
ありがとうございます!
人間の影の部分も見つめる、というのは
albireo さんの詩にも感じられることがあって、
勝手ながら感性にどこか似たものを感じていました。
これからもよろしくおねがいします!

すずめさん>
ありがとうございます!
すずめさんが気に入られた鍵なら、
きっとアーティスティックで可愛らしいデザインのものでしょうね^ ^

みわさん>
ありがとうございます!
最後まで読んでいただき嬉しいです^ ^
街が再開発されて小綺麗なビル群が増えてきましたね。
それはそれでいいことですが、雑然とした場所の謎めいた感じ、
自分の裏庭のような暖かい感じは失われてきつつありますね。
by じゅん (2007-03-13 22:44) 

アールグレイ

2周年、おめでとうございます^^
今度の小説も、とても良かったです。
人の生きる姿は様々ですが、どんな手段にしても、誰かのために生きるっていいいですね。
恩着せがましくないこの小説の店主のように、ひっそりと生きていく姿もいいなぁと思うことです。驕ることのない姿は美しさも感じます。
by アールグレイ (2007-03-13 23:48) 

じゅん

アールグレイさん>
ありがとうございます!
最初はこの店主はそのまま上の世界に行かせようか、
と思っていたのですが、
それではすぐに「何だか虚しい」と気づきました。
店主はどんな世界に自分が存在するか、ではなく、
世界に自分が存在する意味自体に目覚めたのだと思います。
by じゅん (2007-03-14 21:52) 

nyan

いや~~~、面白かった!!

2周年おめでとう。
というか、ありがとうだね。
いつも王子の書くものを読んで、頭のどの部分かはわからないけど、刺激されるのです。
だから、ここで続いていてくれることが、とてもありがとうなのです。

凄い妖しげな店って、魅力的だよね。
でも、私にとってもっと魅力的なのは、路地裏の店主でしょうか^^

<いわば私自身が「鍵を作る鍵」>って、いい言葉だね。

P.S.お許ししていただけるなら、またサイドバーにのっけたいんだけどもぉ、王子どぉ?
by nyan (2007-03-14 23:07) 

二周年、おめでとうございます!
とっても面白かったです。
鍵という言葉から、僕はまず、谷崎の『鍵』を連想しますが、それとは正反対の開かれたファンタジーを堪能させたいただきました。
僕も世間の流行や、常識からどこかズレていますので、お仲間ですね。(笑)
by (2007-03-14 23:28) 

みかまん

「また、お邪魔させていただきましたわ。ねぇ、店主、貴方のお店には他には無いものがある。優しさも希望も痛みも鋭い矢もね私はそれが好き。2年ですって?!路地裏にあるから輝くものもある..ええ、私そんな風に思いますわ。又、ここに寄せて頂きます。だから、お店は閉めないで..鍵は店主、貴方が握ってるんですもの」
..ちょっと小説の中のセリフ風に^^;じゅんくん、おめでとう。
by みかまん (2007-03-15 00:47) 

TOMO

2周年、おめでとうございます!
ぜひ映画化してほしいくらいです♪
何が自分の中の扉をあけるkeyになるかは
その時にならないとわからないものですね。
by TOMO (2007-03-15 14:27) 

ミズリン

2周年、おめでとうございます!
今回のストーリー、「鍵」ってところ、ポイントですね。
私はキーになることにその時に気づくことができるのかな〜?
じゅんさんの話には絶対に救いがあって、それがとても好きです。
路地裏の店主さんの届けてくれる、小さな幸せが好きです。
by ミズリン (2007-03-15 20:23) 

じゅん

師匠>
ありがとう~!
いえいえ、長い文なのに読んでもらって、
こちらがありがとうなのです。
最初の頃から、こんな感じでも大丈夫かな、
と勇気をもらったのも師匠のコメントからだし。
サイドバーの件、嬉しいです、もちろんOKだよ^ ^

lapis さん>
ありがとうございます!
そう言っていただき、嬉しいです。
ズレる楽しみ、というものもありますね(笑)
博識のlapis さんのお仲間に入れていただき、光栄です^ ^

みかまんさん>
ありがとうございます!
文才がおありのみかまんさんとの交流、
いつも楽しませていただいています。
素敵なみかまんさんにご来店いただけるだけでも、
このお店を閉めないでおこうと思います^ ^

TOMOさん>
ありがとうございます!
もし実写化できたら見てみたいですね。
鍵師のインスピレーション、お客さんの選択というインスピレーション、
2つが合わさってその人の鍵が生まれるんでしょうね。
by じゅん (2007-03-15 20:48) 

じゅん

ミズリンさん>
ありがとうございます!
特別な性質、能力はないが、
肝心なその時、その場所に存在する、ということがこの鍵の能力ですね。
救いですか、ハッピーエンドではない場合も有るんですが、
僕の願望のような物が表れるんですかね、
自分の中で楽しんで書いているからだと思います。
by じゅん (2007-03-15 21:02) 

yujin

こんにちは^ ^
面白い小説を読むようになって楽しかったです.
2周年になったなんておめでとう! 店と奇妙な模様の鍵たちを想像しながら集中して読めました.
(絵も立派~!^ ^)
junの小説は店主の鍵みたいです. 奇妙で多くの意味を盛っていて感嘆します.
by yujin (2007-03-16 00:56) 

jewel

とにかく発想が素晴らしいです。
よくこんなイメージや想像やストーリーテリングが
思いつくなあ、と感心です。
そして! 絵! やっぱり素晴らしい~~~
特に2枚目ーーー! すごいすごいーー!
by jewel (2007-03-16 13:52) 

じゅん

yujin さん>
こんばんは^ ^
ありがとうございます!
最初は日記だけだったのですが、途中から小説を書き始めたんですよ。
僕の小説が、皆様の頭の鍵穴にはまって良い刺激になるのを期待します。
yujin さん、またご来店ください^ ^

jewel さん>
ありがとうございます!
あまり有益でない、無駄な事ばかり考えていると、
少し普通の人と違う考えが浮かぶのかもしれませんね。
悪いことばかりではないかもしれません(笑)
挿し絵を褒めていただき嬉しいです^ ^
2枚目の絵は、ありがちな「鍵」に見えないように注意しましたが、
やはりファンタジーなどで登場するような感じになりましたw
by じゅん (2007-03-16 23:37) 

2周年、おめでとうございます。
とにかく、発想力がすぐれていますね。
これからも、楽しませてください。
by (2007-03-17 23:11) 

じゅん

誠大さん>
ありがとうございます!
天然物なので、ネタにいつも苦心するのですが、
これからも努力は惜しまぬようにしたいです。
by じゅん (2007-03-19 10:13) 

2周年おめでとうございます★
じゅんさんの紡ぎ出す世界、好きですよ^^
今回もまた良かったです。
私ももうすぐ2年です。
これからも宜しくお願いします★
by (2007-03-21 02:36) 

じゅん

AnneMarie さん>
ありがとうございます!
今回も僕らしい文になったなと、良い点、悪い点含め思います。
AnneMarie さんももうすぐ2年ですか、
親しい人に2周年の人が多いんですよ、何だか嬉しいですね。
これからもよろしくお願いします^ ^
by じゅん (2007-03-22 17:11) 

nyan

>載せました~^^
by nyan (2007-03-22 19:19) 

じゅん

師匠>
うんうん、ありがとう~^ ^
この頃どんより~でなかなか遊びに行けないんだけど、
早く元気になって更新、ソネッ歩したいなぁ。。。
by じゅん (2007-03-22 23:41) 

あやこ

2周年 おめでとうございますっヾ(@⌒▽⌒@)ノ
私の鍵も作って欲しいですっ(>_<)
by あやこ (2007-03-31 21:07) 

じゅん

あやこさん>
ありがとうございます!
「店主」はあやこさんのためなら喜んで鍵を作るでしょう。
さて、どんな鍵になるでしょうね。
by じゅん (2007-04-01 20:12) 

むが

大分遅い&久々のコメントとなりますが
2周年おめでとうございます。
2周年に相応しい内容の夢小説ですね。
何か哲学のようなモノを読んでて感じたのですがそういうことでしたか。
終わり方が非常によかったです。
by むが (2007-04-29 20:58) 

じゅん

むがさん>
むがさん、お久しぶりです、ありがとうございます!
店主の心は僕と共にありました、
そして皮肉にも、店主のしばらく姿を消す、という選択を、
諸事情より僕も取らざるを得なくなってしまっています。
いつか復活したら、またよろしくお願いします^ ^
by じゅん (2007-05-03 20:29) 

じゅんさん お元気ですか。
ブログお休みするの?
by (2007-05-04 15:05) 

じゅん

すずめさん>
心身共に不調になってしまって、何も手に付かないのが現状です。
いつになるか分かりませんが、元気になったらまたよろしくお願いします^ ^
by じゅん (2007-05-05 22:11) 

お元気ですか?
たいへんご無沙汰をしております。私は、ぼちぼちとブログ復活を目指して改名&改装中です。
しかし、相変わらずの世界観と素晴らしいイラスト。ゆっくり復活してください。
by (2007-05-06 02:17) 

あやこ

体調いかがですか?
気候も不順ですし、お体 お大事になさってくださいね^^
by あやこ (2007-05-06 18:40) 

じゅん

マスター>
お久しぶりです。一瞬?でしたがすぐに分かりました(笑)
ブログ改装中とのことですが、
明るく新鮮な感じのスキンになっていましたね。
僕の方はいつ復帰できるか、見通しも経たない状態なのですが、
マスターのブログ、これからも楽しみにしています。

あやこさん>
ありがとうございます。
時間はかかりそうですが、焦らずゆっくり回復につとめたいです。
復活の際には、またよろしくお願いします^ ^
by じゅん (2007-05-07 22:12) 

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夢日記

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